五十肩・四十肩(肩関節周囲炎)
五十肩、あるいは四十肩とは、医学用語ではなく、通称です。
突然肩が上がらなくなり、激痛を伴う、辛~い症状。
病院では、多くのものが「肩関節周囲炎」と診断されます。
五十肩は、肩が上に上がらないだけではなく、
髪を後ろで結ぶ動作(結髪動作)、帯を後ろで結ぶ動作(結帯動作)が
出来なくなるのが特徴です。
肩の関節というのは、他の関節と比べて、 動く範囲が広いのが特徴で、
その分、筋肉や腱への負担がとても大きい場所なんです。
年齢を重ねると、筋肉が弱ったり、腱が痛みやすくなるため、
いつも通りの動きをしていたつもりでも、炎症に繋がりやすくなります。
五十肩は時間が経てば自然治癒しますが、その期間には個人差が。
早い人で数か月、長い人では2~3年かかる場合もあります。
放っておくと、痛みが取れても肩が上がらないまま固まる、
「凍結肩(フローズンショルダー)」という状態に
なる場合があるので、正しい対処をしましょう。
◆五十肩のステージ
1.急性期:激痛で、動かせない。ズキズキした痛み。夜間痛がひどい。眠れない。この時期は、基本的には安静にして下さい。
無理な体操・運動療法はお勧めできません。
患部が熱を持ち、ズキズキが酷い時は、冷やすことが有効です。
あまりに痛みが酷く、眠れない日が続くと、身体の回復力が下がってしまうので、
鎮痛剤も上手く利用しましょう。
2.慢性期:激痛から鈍痛に変化し、夜間痛が減ってくる。あまり動かせない。
軽い体操などで関節を無理のない範囲で動かし、凍結肩を防ぎます。
カイロやお風呂などで温めて、血流を良くする事を心がけましょう。
ただし、重い物を持ったり筋トレをしたりして、肩に荷重をかけるのは避けましょう。
3.回復期:痛みが軽くなり、可動範囲が広がってくる。
しっかり温めながら、運動療法とストレッチを取り入れ、
肩周りの筋肉の柔軟性を取り戻しましょう。

◆五十肩には鍼灸を!
鍼灸の施術は、患部の血流促進、痛みの除去はもちろんのこと、体質に合わせた全身への施術により、回復力を高めます。
運動不足や肩こり、冷え症やストレスなどで、
日頃から筋力不足と血流不全がある方は、
五十肩を引き起こしやすく、治りにくい状態に陥ります。
鍼灸では、その五十肩を引き起こした身体の弱りも
一緒に良くしていきます。
急性期の段階から、鍼灸を受けると、
五十肩の回復が早まり、凍結肩を防ぎます。
痛みで仕事や家事に支障があり、早く良くなりたい方、
病院の理学療法やマッサージなどを受けても
あまり思わしくない方は、鍼灸を是非受けてみて下さいね。